コーチングとは? 

 

ビジネスシーンに「コーチング手法」を取り入れて、業績を伸ばしている企業が多くなりました。

 

スポーツ選手を育成・指導しているコーチの手法をビジネスシーンに体系化、応用したのが、今日、注目を浴びている手法「コーチングスキル」なのです。スポーツコーチも選手を、よりよく育成・指導し、選手の才能、能力、実力等を「引き出し」ます。その手法もこの新たに体系化された「コーチングスキル」に含まれています。選手が、問題意識を持ち、課題の克服、目標達成、モチベーションの向上、前向きに取り組む姿勢が、いい結果(優勝、記録更新等)につながっていきます。これは、スポーツシーンに限らず、ビジネスにおいても、置き換えられることなのです。

 

燦がセミナー、研修等で、お伝えする「コーチングスキル」は、コーチが、一対一でクライアント様と行っている「引き出し、自ら行動し、解決し、目標を達成するスキル」を皆さんにご提供しています。

 

「コーチングスキル」を取得することにより、従来の支持命令系統を活かしつつ、状況、相手によって、目的達成のために「自ら考動する」人財づくりを目指します。指示待ち族改造にもなります。

 

「コーチング」には大きな考え方があります。

@相手に代わってできる事はほんどない、ただ、見守り、サポートするのみ。

A解決する手法、手段、タイミングは相手が知っている、その可能性を信じている。

B肯定的に接していけば、相手も変わってくる。

 

組織上では、自分の職務もあります。部下の育成、指導もしなくはなりません。

時間は足りていますか?育成、指導は何のために、行っているのでしょうか?目的と手段をはっきり掴んでいますか?

 

会社、部門、お客様からのミッションを達成する為に、部下を自分の経験を踏まえて教育している部分があります。これは、新人、ビギナーに有効ですが、経験者、ベテランの方に同じ様には接しません。このミッション達成の為に、自分の知っている手法、自分の代わりに仕事させて達成させるのか、目標、ビジョンを示し、相手の方法を認め、責任の範囲内で任せるのかの違いと言えます。

多くの方は、職務に忠実です。組織に役立ちたい、認められたいと思っています。「コーチング」は、この後者のやり方を、より効果的に成果を出す為のコミュニケーションスキルと言えます。

 

最後に、「コーチングスキル」は万能でも万全でもありません。使う相手、使うタイミングを機能的に使い分けることにより、お互いプラスになる事が多いと言えます。

 

「コーチング」とは、上手く説得する、丸め込む、誘導する、コントロールする技術ではありません。相手の話を、十分しっかり聞き、問い掛け、相手の行動、考えを認め、将来に焦点を当て、目標を共有化して、成果を出していくことができるコミュニケーション技術です。

 

以 上

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